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「風のかたち」

伊勢真一監督の「風のかたち」の上映会に行った。

小児ガンの子どもたちのキャンプを10年に渡って撮り続けたドキュメンタリー映画。

伊勢監督とは10年前に知り合い、上映会のスタッフをさせていただいたりしていた。

最近はちょっとご無沙汰していた。

この映画を撮り始める頃に出会ったのだと思うと、なんだか感慨深い物がある。

今回の主催は、企業ということもあって、ちょと雰囲気がいつもと違っていた。

主催者の「感動する映画です!」と始まる前と後に言われたのがどうもしっくりこない。

小児ガンの映画というと、病と闘っていく姿に感動させられる映画という見方もあると思うけれど、伊勢さんの映画は日テレの24時間番組や最近よくある不治の病に倒れるという恋愛映画とはちょっと違う。

伊勢さんの映画を見ると、だるま落としのように足元の土台をスコーンと打ち抜かれる感じなのだ。

幼いながらにして死を近くに感じながら生きる、その生きざまに自分の生きているリアリティーが崩れていく感さえある。

感動するという他人事ではなく、答えのない、着地点のない映画なのだ。

医療が発達した今は小児ガン=死ではないという。

7割~8割は完治するとのこと。

映画を見に誘った際に姑が「小児ガン、かわいそうな子たちの映画ね」と言われた事に???と思ったが、その無知な残酷性は私の中にもある。

これkらしばらく「風のかたち」が私の中を熟成してくれる。

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